株式会社 富田商店

「樽貯蔵した焼酎原酒をその原酒のままで売ることができない」
木樽貯蔵をすると溶出するポリフェノール類によって原酒は琥珀色から褐色を帯びてきます。同時に香りと美味さが増してきます。
日本の酒税法で、焼酎は、その色の付き方(色度)が制限されています。だから売れません。焼酎より色が濃い状態で販売するには、食物繊維などエキス分2%以上を加えて「リキュール」にするか、白樺炭でろ過を行ってスピリッツにして2倍の色の濃さ迄する方法があります。
私たちは、原料からできるお酒に、「要らないものは混ぜない」やり方を研究しました。
日本の酒税法の中で、和の麹で醸すことと洋の木樽貯蔵熟成のいいとこ取りをしてできた「和のスピリッツ」です。

口に広がる夢・浪漫 「和のスピリッツ上座の露」は、悠久の流れ、筑後川の中流域の朝倉で生まれました。香り、コク、余韻の3拍子揃ったお酒です。

「上座」とは、古代の人々が朝倉の地域を「上座(かみつあさくら)」と呼んできたこと。そして「露」は、小倉百人一首筆頭歌になっている天智天皇が朝倉で詠まれたという歌に由来します。
製法は、大麦とその醸した味を大切に残すため「常圧蒸留」しました。それを樽貯蔵12年とタンク貯蔵12年の原酒でブレンドしました。酒も人間と同じように、クセのある尖った方(常圧蒸留)が、年をとると「うまみ」に変わります。さらに、白樺と竹の炭で濾して仕上げています。
この美味さができるのも、西暦661年、斉明天皇が都を朝倉において朝鮮半島の百済救済のための「白村江の戦い」に備えられたためです。皇族、お役人、そして兵士その数、2万から3万人ともいわれる食料を賄える「農業力」が朝倉にあり、地力がずっと続いてきたからです。
朝倉の地力の上に、この「上座の露」のうまさが生まれたのです。
和の伝統食文化の麹と洋の木樽貯蔵熟成とを、古代から続く歴史ある朝倉の食文化の中だからブレンドした深い味と余韻が出来上がりました。
上座の露が時を刻み、飲まれた方々の元気印になれればと思っています。

悠久の流れを感じる筑後川の中流域で、フルーツはじめ美味しい農産物がとれます。そこで明治の時代からつくり続ける焼酎蔵で、新しく和のスピリッツをつくりました。

株式会社 富田商店
株式会社 富田商店
株式会社 富田商店
所在地 福岡県朝倉市杷木志波27-3
電話番号 0946-62-0263
Website URL http://kamituasakura.myshopify.com

一覧へ

関連記事