綴錦織元 安田 織重
つづれ錦の持つ独歩の良さは、糸の使い分けが他の織物に比べて極めて自由な点にあり、糸の細さや太さ・色彩・寸法等にそれ程制約を受けないので、原画をとても忠実に織物に再現出来ることです。
つづれ織りは、古代エジプト・古代中国・南米のプレインカなど古代文明の遺跡から発見されています。
それぞれ遠く離れた地でつづれ織りが生まれ、育まれたのは、それが美しさを表現するのに最もふさわしい織り技だったのかもしれません。
日本では、明治以前、公鄕、華族の間でのみこの技術が保存され珍重されていたのであり、当時のお金で「一寸一両」と云われた高価なもので、一般大衆には手の届かない貴重品でありました。
明治維新以後、この技術が開放され、一般の人々にとって身近なものとなりましたが、製法は依然として太古さながらの手法でございます。
極めて簡単な織機によって原画を頼りに一本一本の糸を、のこぎりの歯の様にギザギザにした指頭の爪で、丹念に糸を掻き寄せて織り上げていくため、複雑な図 柄になると、僅か数センチ織るのに数日を要する場合もあります。
数少ない技術保存地である京都では、大きな壁画・壁掛・屏風等から始まり、帯・袋物・テーブルセンター・帛紗等に至るまで制作され、国内の愛好家はもとよ り、国賓のお土産として海外でも好評を博しております。
極めて自由な点にあり、糸の細さや太さ・色彩・寸法等にそれ程制約を受けないので、原画をとても忠実に織物に再現出来ることです。
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所在地 | 京都府京都市中京区両替町通三条上ル柿本町401 |
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電話番号 | 075-211-2887 |