博多曲物 玉樹

博多曲物の由来
神功皇后が征韓の際に博多の馬出で皇子をお産みになり、その胞衣を蔵める容器を作ったことがその始まりとも言われますが、真偽のほどは別として、元禄時代の大学者、貝原益軒の著「筑前国続風土記」の記述から、当時の様子を知る事が出来ます。
「博多馬出町 筥崎八幡宮の西にあり。此所を博多馬出と号せしは、むかし、八幡の神輿博多夷社迄下向し玉ふ時此所により供奉の人の乗れる馬を出ける故に名とせり。播絵物師福岡博多に多し。ことに那珂郡馬出の町には、家々に捲を作る。皆羅漢松材を用ゆ。」
昔、筥崎八幡宮の神人であった馬出の人々は神社奉仕の家筋を誇りとして、神前に供える祭具の中で木器の曲物を各々の家内工芸として伝えてきたのです。

十八代目 柴田玉樹
柴田家の十八代目曲物師として活躍。工房で曲物を制作するかたわら、福岡の伝統文化を伝える「博多町家ふるさと館」の 実演コーナーにて毎週木曜日、曲物の制作の様子を一般の方々に向けて伝えています。
標準語が博多弁という、根っからの博多っ子です。

「博多町家」ふるさと館の展示棟2階では、毎週木曜日10:00~12:00と14:00~16:00に博多曲物の体験ができます。
ぜひ、この機会に実演をご覧になり、自ら博多曲物の体験をして下さい。

「博多町家」ふるさと館
コースター制作・しおり絵付けなどが体験できます。

入館料:200円(小学生・中学生は無料)
団体(20人以上)150円/人
時間:午前10時~午後6時 (入館は午後5時30分まで)
休館日:12月29日~12月31日

〒812-0039 福岡県福岡博多区冷泉町6-10

博多曲物 玉樹
博多曲物 玉樹
博多曲物 玉樹
所在地 福岡県粕屋郡志免町別府西 2-2-16
電話番号 092-935-5056
Website URL https://magemono.com/

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